おはようございます。
SHINTARO COFFEEのSHINTAROです!
突然ですが、買ったコーヒー豆の説明欄を詳しく見てみたことはありますか?
コーヒーパッケージには多少は違えどこんな記載があると思います。
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・コーヒー屋さんの名前
・生産国
・農園名
・プロセス/精製方法
・焙煎度合
・量
・焙煎日
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※『プロセス』と『精製方法』は同じ意味で利用される言葉です
この情報、生産国の判断だけに使っていませんか?実はこの情報から色々なことを読み取ることができます。
まとめてお話しすると長くなりますので、今日は『プロセス/精製方法』のお話です。
↑石垣島のコーヒー農園
さて、早速コーヒーの『プロセス/精製方法』とは何でしょう?
それはコーヒーの実をどのように生豆の状態にするかの工程を表した言葉です。
コーヒーは皆さまの手元に届く、あの茶色くて硬い状態で木になっているわけではありません。
元々はコーヒーノキという木になる赤い実の中にある生豆を取り出して、その豆を火に通して煎ることで茶色くなります。
この赤い実から生豆を取り出す工程、これをプロセス/精製方法という言葉で表現しているのです。
↑上からコーヒーの実、プロセスを経て取り出した生豆、焙煎後のコーヒー豆
なーんだ、実から豆を取り出すだけなら簡単だ!とお思いかもしれませんが、それはなかなか難しい作業です。
その作業は生産国で行われますが、まず収穫の時期に集まる実の量はとてつもなく多く、農園の広さにして東京ドーム何十個分なんてざらにあります。人の手で一個一個実をとりだしていたらそれだけで何日もかかってしまいます。
また、この作業のやり方によってコーヒードリンクになった時の味わいに随分と差が出てくることがわかりました。
これからよく使われているプロセス/精製方法を2つ紹介しますが、それぞれに香りの個性があります。
↑ナチュラルプロセスのブラジル豆
①ナチュラルプロセス
収穫したコーヒーの実をよく陽の当たる場所で乾燥させて、ある程度水分が抜けたら脱穀し豆を取り出す方法です。
コーヒーの実の部分は甘く、乾燥させる時にコーヒー豆に実の香りがつくため、ナチュラルプロセスでは独特なハチミツのような香りがでることが多いです。
②ウォッシュドプロセス
名前の通り、水で洗う工程があるプロセスです。
収穫したコーヒーの実を果肉の一部を取り除き、発酵させます。その後その豆を水洗いして果肉を完全に取り払い、乾燥・脱穀して豆を取り出す方法です。
ナチュラルと比較するとコーヒーの実の部分を取り除いて乾燥させているため、実の香りはなく非常にクリアな印象になります。
ウォッシュドのコーヒーは豆そのものが持つ個性が隠れず、香りの違いを感じやすいことから主流になっていましたが、最近ではプロセスの種類も増え、プロセスによる香りの違いも個性と捉えられるようになってきました。
SHINTARO COFFEEでも様々なプロセスのコーヒーを扱っています。
意識して飲んでみてくださいね!
SHINTARO