2019/03/20 06:44
おはようございます。
SHINTARO COFFEEのSHINTAROです!
皆さまコーヒー豆の生産地というと赤道に近いアフリカや南米などを思い出すのではないでしょうか?
でも実は日本で生産されているコーヒー豆もあるんです。
場所は沖縄 石垣島。
本日は、以前私が沖縄 石垣島にある武田珈琲農園を訪問した際のレポートをさせていただきます。
※海から程近い森の中でコーヒーの栽培が行われています
石垣島の中心街である市役所周辺から車で約30分。
見逃してしまうくらいの看板を頼りに細い道を走っていると、武田珈琲農園はありました。
車を停めると小さな小屋があり、そこでオーナー様が作業をしています。
「カランカラン」と乾燥させたコーヒー豆の選別を行いながら私たちを出迎えてくれました。
「すみません」と声をかけると笑顔で出迎えてくださり、農園を見る前に、とコーヒーが飲めるまでの流れを説明してくださいました。
コーヒー豆は3年の月日をかけて成長していきます。
1年目は種植え、2年目は花がつき、3年目にしてようやく実がなり収穫です。
農園では3年後にどれだけのコーヒーを収穫するか?を想定してこの工程を繰り返しているのです。
もちろん沖縄は台風が多く、木がダメになってしまう年や、花をつけない年もあるそうで、なかなか大量に生産するのは限界があると仰っていました。
私たちが訪れたのは5月、ちょうど蕾をつけた木がいくつかあると仰っていたので農園の中を見学させていただくことにしました。
最初の印象としては本当に森。
どれがコーヒーでどれがその他の植物かも区別がつきませんでしたが、オーナーさんにお話を伺うと、コーヒーの木の集合体をいくつかの場所に点々と作っていると教えてくださいました。
これはコーヒーの農園ではよくあることのようで、
一般的にコーヒーは雨季などがある熱帯地域で栽培され、雨風がとても強い状況で育成しなければなりません。
そのような雨風をしのぐために集合体を小さくし、その周りに雨風をしのぐための丈夫な木を植えるのです。
※コーヒーの木
普段よくコーヒーを飲みはするものの、コーヒーの木を見るのは初めてだった私。
思わす興奮してしまいました。
隅々まで観察してみます。
※コーヒーの葉
まず葉っぱですが、艶々とした表面、色は鮮やかな緑色で、形状は波を打ったような形をしています。
葉自体にも厚みがあり、とても元気に育っているようです。
コーヒーは大別するとアラビカ種とロブスタ種に分けられ、この特徴はアラビカ種のものです。
また蕾をつけている木もありました。
※コーヒーの花の蕾
白く尖った蕾で、もう少しで花を咲かせます。
この花が咲き終わり落ちるとその部分に赤い実をつけるのです。
私が訪れたのが5月のことでしたが、翌年の1月くらいには収穫時期になるようですね。
少し横に目をやるとプランターに植わった小さなコーヒーもありました。
※1年目のコーヒー
※2年目のコーヒー
この小さな木々たちがやがて立派なコーヒーの実を実らせると思うと、可愛くて仕方ありませんね。
色々と見せていただいて小屋に戻ると、ここで収穫したコーヒーが飲めるというので注文してみました。
とても美味しかったです。
沖縄は台風も多く、収穫できる量に限りがあります。
しかしながらそんな中で苦労して育てたコーヒーは、沖縄だから作ることのできる、いえ、沖縄じゃないと作ることができないコーヒーであると確信しました。
いつかまた、収穫時期に来てみたい。
そんな気持ちで、武田珈琲農園を後にしました。
また来ます。
SHINTARO