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2020/06/25 19:00


庭先に生えたコーヒーの花。
エチオピアコーヒーはこんな感じで庭先に生えたコーヒーの木からチェリーを収穫して輸出しています。
・・・なんだと!
・・・こんなん家庭菜園と同じじゃないか。
・・・こんなんで品質大丈夫なの?
・・・私もそう思いました。

ここの写真の下のところに頭だけ写っているおじさん、絶対にコーヒーを育成させるための技術持ってないですもん。
その辺の自宅で家の中を箒で掃除ているおばちゃん、絶対に乾燥させるための細かなマニュアルないですもん。

「でも、日本に届くエチオピアコーヒーはとっても美味しい。」
これにはエチオピアの政府も絡んだ大変な努力があって、美味しいコーヒーを外の国に輸出できている事実がありました。

今日は前半は国外に美味しいコーヒーを輸出できる理由を。後半はエチオピアのオアシス「ハイレリゾートホテル」について書きたいと思います。

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まずは美味しいコーヒーの秘密について。その謎を解くにはエチオピアの政府機関である『ETHIOPIAN COMMODITY EXCHANGE(以下ECX)』という場所に行く必要がありました。

まずECXとはどんな場所なのかを説明しておきます。ECXを日本語に訳すと「エチオピア商品取引所」。役割としてはエチオピアの様々な産物を取り扱って適正な価格、適正な品質を保ちながらエンドユーザーに届けることをしています。

もともと立ち上げられた目的としては「極小農家の方々が割に合わない価格で労働を搾取されている現実を変えて、誰しもがフェアに取引をすることでエチオピア人の生活の質を上げようとして設立した」というもので、その辺りのことは設立した本人ELENI ZAUDE GABRE-MADHINさん(元世銀エコノミストのエチオピア人)もTEDで語っています。

さあ、見てみましょう。
【TED動画】
はい、英語なんで全くわかりません。。。

ということで、私もECXに行ってまいりました。しかしECXは決まりで内部の写真を撮ってはならないという規定になっているので、今回は写真が少なくなっています。なので、手短に。


今回行ったのはイルガチェフェエリアにあるECX。こちらの写真に写っているのがオフィスにあたる部分です。

看板には組織としてのビジョン・ミッション・バリューが書かれていました。

写真はこれだけ。しかしながら中はエチオピアとは思えない徹底的な品質の管理を行っていました!
ECXでコーヒーに対して行っていることを一つずつ細かく見ていきましょう。(ここから専門的になってくるので興味のある方だけ)

①麻袋に入っている豆のサンプリング
各エリアから送られてくるコーヒーの麻袋。その麻袋の端2、真ん中1の穴を空けて合計3点から少量のコーヒー豆を取り出し、他の精製方法のコーヒーが入っていないかを確認します。もし別の精製方法の豆が混ざっていた場合、ECX内で選別を行い正しく麻袋に分けてあげます。

②コーヒー豆の検体
次に①でサンプリングした麻袋に入った豆を350g持ってきて、その豆の水分量・豆の大きさ欠点豆の量を確認します。同時に産地や農園などの細かな情報を確認して、豆の細かなチェックを行います。

③ロースト
②で検体を行なったコーヒー豆の味の味を確かめるために、コーヒー豆の焙煎を行います。ここで利用されている焙煎機は大掛かりなものではなく、小型のドラムがぐるぐると回り、それに直接火を当てる日本でいう「手回し焙煎機(実際は自動ですが・・・)」に近いものでした。念のためプロファイルもいただきましたので記載しておきます。

└プロファイル
 ・投入温度:150℃
 ・火力:不明
 ・焙煎終了タイミング:1ハゼ後、2分ほどでMidiumで終了

④カッピング評価
③で焙煎した豆をすぐにカッピングして味を確かめます。下に書いたカッピングルールで4名の専門家の方が議論を重ねてスコアリングしていました。私も一緒にカッピングしてスコアリングを行いましたが、この時ばかりは言葉の壁を越えて打ち解けることができた瞬間でした。評価基準もSCAAの基準と似て非なるものとなっており、やはりエチオピア内で評価の高い豆とSCAにおける評価の高い豆に相関性があることに納得しました。

└カッピングルール
 ・湯温:93〜95℃
 ・湯量:250ml
 ・豆量:13.75g
 ・グラインド:Fine(設置されているグラインダーで1〜6の目盛りのうち5)
 ・やり方:5杯のカップを用意して4人で豆のスコアをディスカッション
 ・評価:(60%)BODY/ACIDITY/FLAVOR (40%)欠点豆/形/色/焙煎豆の香り 

⑤マーケットへの出品
④における評価を元に、コーヒー豆をマーケットに出品します。このマーケットの内容を見て国外のバイヤーたちが買い付けを行っているわけです。

以上、メインフローである5つをご紹介しました。
それぞれのフローを説明してくださる時に、これまでのECX訪問者リストをみせていただき、私も名前を書いてまいりました。是非行く機会があれば私の名前を見つけてください笑
(リスト内に福岡の珈琲美美の森光夫妻の記載を見つけた時には泣きそうになりました…わかる人にはわかるはず。)

最後に一枚、センター長さんとパチリ。ありがとうございました。

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エチオピアコーヒーのことを深く知ることができたその日の夜は、エチオピアで最も素敵なホテル「ハイレリゾート」に宿泊です!ご存知の方もいるかもしれませんが、世界的マラソン選手ハイレ・ゲブレセラシェがオーナーのホテルなのです。

※参考
(https://ja.wikipedia.org/wiki/ハイレ・ゲブレセラシェ)

まずは見ていただきましょう。




うおーーーーーー!!これは日本の高級ホテルと比べても引けを取らないクオリティ!!

本当にエチオピアでこのレベルのホテルって奇跡のレベルなんですよ!
これまで泊まってきたホテルは「シャワーは水しか出ないand水力激弱」「トイレの水流れない」「網戸が破壊されている」等々、悪くはないけど満点ではなかったものの、ここは本当に100点といってもいいレベルでしょう。エチオピアに来たら絶対に泊まっていただきたいホテルの一つです。

これまで我慢していた色々な物事がメーターを振り切り始めます笑

おらおら、夕方から外でビールだぜーーーー!



この大量のポテトだって夕食前にいってしまうゾーーーー!!

はぁはぁ、食べたな。
よし、目の前にある湖を眺めながらもう一杯ビールと行こう。


いや、素敵。

なんすか、この快適さ。やはり日本は快適なのを実感させてくれますね。気を張りながらエチオピア生活を送っていたことを忘れさせてくれる夜でした。

夕食もバイキング形式で最高ですっ!! 何をとっても旨い!!

部屋に戻るとテレビを見ながらその時よくやっていたドラクエウォークを開いてみる。

とりあえず敵はいませんでした。

はぁ、こんな夜、永遠に終わらなければいいのに…

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と、最高な夜の翌朝は5時起きでハラールという地区に向かいます。
まだまだ旅は中盤。

張り切っていってみましょーーー!