2019/04/11 07:09
コーヒー好きの皆さん、おはようございます。
SHINTARO COFFEEのSHINTAROです!
最近カフェなどに行くとよく聞くようになった言葉「スペシャルティコーヒー」
でもこの言葉の意味をよく知らないで使っている方、結構多いのではないでしょうか?
世間でも割と曖昧な意味合いで使っている人も多いように思います。
そんな「スペシャルティコーヒー」という言葉の意味をきちんと理解して、スペシャルティとそうでないコーヒーの違いのわかるヒトになりましょう!
スペシャルティコーヒーという言葉は
「Specialty Coffee Association of America(SCAA)」
というスペシャルティコーヒーの発展を目的とした組織が
以下の条件を満たすコーヒーであると決めています。
①特定の生産地で、正しく栽培し、精製管理されている
②きちんと豆の選別がされており、正しく焙煎・保存されている
③味、香りなどの評価が一定以上である
上記の3点を満たしたコーヒーだけがスペシャルティコーヒーと名乗れるのです。
①特定の生産地で、正しく栽培し、精製管理されている
※赤い部分がコーヒーベルトと呼ばれています
コーヒーの生産は、コーヒーベルトと呼ばれる赤道から近い暖かい気候の国で、かつ標高の高い山の上で行われています。
そういった国は雨量も多く、乾季雨季が繰り返されコーヒーの豆は3年ほどかけて艶のあるふっくらとした実をつけます。
また、収穫した豆は正しく精製されていないと満足な味にはなりません。
精製の過程で発酵が進み過ぎてしまったり、カビが出てしまうとどうしてもネガティブな香りが出てしまうのです。
②きちんと豆の選別がされており、正しく焙煎・保存されている
①を満たしたコーヒーの生豆は全て美味しいかというと、そういう訳でもありません。
虫食いの豆が混ざっていていたり、中には石が混ざっていたり。。。
特にナチュラル精製の場合、どうしても取りきれないそういった異物が混ざってしまうことがあります。
そういった異物は生産国の人の手を使ってきちんと美味しい豆だけに選別されるのです。
選別された生豆は次の工程「焙煎」へと移ります。
もちろん焙煎もコーヒーの味や香理を決める大きな要素ですから、
その豆の特徴を最大限引き出せる焙煎でなければなりません。
③味、香りなどの評価が一定以上である
最後に、その焙煎まで行ったコーヒー豆の評価が
「フレーバー」「アロマ」「苦味」「酸味」「ボディ」
などの観点で一定以上の基準を満たしている豆になっている必要があります。
一言にスペシャルティコーヒーと言ってもこんなにも厳しい条件をくぐり抜けたコーヒー豆でなければスペシャルティコーヒーを名乗ることはできません。
味の追求は尽きることはありませんね。
コーヒーの文化は味の追求を求め続けた結果であると言っても過言ではありません。
さらに次の進化を楽しみに、今時点で最高のスペシャルティコーヒーを楽しみましょう。
あ、もちろんSHINTARO COFFEEで提供している豆は全てスペシャルティコーヒーですよ。
最高の味をお楽しみください。
SHINTARO